音楽」カテゴリーアーカイブ

hide Ja,Zoo

2. ROCKET DIVE
この曲で主題とされているロケットとは具体的にはどのロケットであろうか。まず思い浮かぶのは初の国産ロケットである「H2ロケット」である。本曲がリリースされた1998年はh2ロケットの実運用期間中でもあるので、十分にその可能性が考えられる。また、hideが所属するX-Japanのyoshikiが参加する”V2″  というユニット名にも近いものがある。いよいよH2ロケットであるという確信が強まったといえよう。
3. LEATHER FACE
ハイリスク・ローリターンとあるが、これは「ハイリスク・ハイリターン」から派生した概念である。普通は大きいリターンを目指して大きいリスクを負うのであるが、この主人公の場合は小さいリターンのために大きなリスクを負うというのである。これは、一種のリスク好きということである。リスクからくる緊張感そのものが本人にとっては必要としているものなのである。具体例としては 続きを読む

globe Lights

2. Merry Go Round
メリーゴーランドを主題とした曲は数多くあるが、その中でもこの曲は、その回り続けて決して止まることのない様子を大きくフィーチャーしたものとなっている。遊園地にあるメリーゴーランドは、途中でお客さんの入れ替えのために停止するのではあるが、理想的なメリーゴーランドは永遠に止まることはないものと思われ、そのようなメリーゴーランドの機種こそ、この曲が描いているものなのである。
3. What’s the justice?
演奏時間約8分という長い曲であるが、その大半がアンビエント系のインストゥルメンタルで構成される曲である。真夜中のドライブでBGMとして流すのに適しているように思えるが、昼間のドライブにも適するかと問われたならば、「それは疑問だ」あると答えざる得ないような曲である。
5. Come Into Existence
まるで宇宙空間の中で音楽を聴いているかのような、スペイシーな気分を味わう事のできる大作である。小気味良く発せられるラップはまるで 続きを読む

Q Mr.Children

その向こうへ行こう
重圧なストリングスの音色が曲全体の雰囲気をグレーに霧がかったものにしている。曲名の「その」とはこの霧のことではないか。霧の中に居続けていては誰でも不安な気持ちになる。霧の向こうには快晴の青空が待っているはずなので、どうにかしてそこまでたどり着きたいともがいている様子がうかがえる。

NOT FOUND
曲名だけを聞くと、コンピューターが時に発するエラーメッセージを想像させられる。この想像に引きずられ、この曲のジャンルはテクノのようなコンピューター音楽であろうと推理した人は多いのではなかろうか。私もそのように推理した者の一人である。ところが、 続きを読む

シャ乱Q BEST OF HISTORY

とってもメリーゴーランド
メリーゴーランドをテーマにした曲は非常に多い。例えば、”布袋寅泰のMERRY-GO-ROUND”  ”buck-tickのイリュージョン”  が思い当たる。そのような、テーマを同じくする曲が数多く存在する中で、また新たに一曲を世に出してきたということは、それらの曲に対して対決を挑んだということであろう。その戦いの勝敗は、リスナー一人一人の心の中で決まるのであろう。
最後のデートは「ま・た・ね」でお別れ
出会いと一時的な別れを繰り返し、それを楽しんでいさえする若人の歌である。時間に余裕がある若人だからこそ成立する振る舞いであると思える。
パララ
まず素朴な疑問として、曲名の「パララ」とは何かということである。ディスコにおける踊りのことであろうか。どうやらそうではないようだ。辞書によると、 続きを読む