見どころ・注解
[2:57] 古代人の遺跡にある展示住居で田沢輪香子(桑野みゆき)が小野木喬夫(津川雅彦)と不意に遭遇し、絶叫する。この絶叫は、映画の序盤を華々しく飾り、この後のストーリー展開への期待をいやがおうにも盛り上げる名演技である。 [27:43] 温泉宿の主人が言う、温泉場から富士宮駅までの距離「6里」とは、約24キロメートル。(1里=約3.9km)一方、現在の交通事情では、下部温泉元湯から富士宮駅への一般的な徒歩ルートは下図となり、42.2kmとなった。 続きを読む
アマゾンのレビューで2人のかたがコメント
されているが、どちらも「いまひとつ」ということである。なぜそのような事態になってしまったのであろうか。大変残念である。
個々のカットは良い。ただ、そのつながりに問題があると思う。言い方を変えるとすれば、物語性とかストーリー性の弱さともいえようか。とにかく個々のカットの良さに集中するのが良いだろう。
「火曜サスペンス劇場 第一回, 日本テレビ, 1981
「松本清張 球形の荒野」, BS日テレ, 2014
「球形の荒野(全5回)」, フジテレビ, 1978
本作の魅力は法廷のシーンに凝縮されているように思う。被告人である主人公が法廷で数々の不作法をはたらくが、それにだんだんと翻弄されていく原告側という構図が痛快でもある。その意味で、法廷ドラマの新しい一ページを拓いたといってよいだろう。なお、ラストに出演する特急加越は 続きを読む