見どころ・注解
[2:57] 古代人の遺跡にある展示住居で田沢輪香子(桑野みゆき)が小野木喬夫(津川雅彦)と不意に遭遇し、絶叫する。この絶叫は、映画の序盤を華々しく飾り、この後のストーリー展開への期待をいやがおうにも盛り上げる名演技である。 [27:43] 温泉宿の主人が言う、温泉場から富士宮駅までの距離「6里」とは、約24キロメートル。(1里=約3.9km)一方、現在の交通事情では、下部温泉元湯から富士宮駅への一般的な徒歩ルートは下図となり、42.2kmとなった。 続きを読む
この作品には「本格的科学映画」という副題があるが、これは決して誇張ではないと思う。実際に、この世の中に存在する全ての良いものが結晶化したような素晴らしい映画である。映画のストーリーもそうだし、キャストもそうである。これ以上の豪華なキャストはなかなかないのではないか。それは、もしも映画のオリンピックのようなものがあったと仮定してならば、そこでの日本代表として選抜されたかのような豪華さである。 続きを読む
大変良く作られた組成の良い作品である。特に、CGで製作された古き良き時代の汽車・都電・三輪自動車が雰囲気の良く出た町並みを縦横無尽に走り回るさまは総会である。良く見るとCGであることがわかるが、それを差し引いたとしても、なお興味深く、作品に没入していける十分なクオリティを誇っている。また、「これは良い話だなあ」と素直に感じられるシーンが数多く圧縮されており、さらに、それらがテンポ良く流れていき、あっという間に最後まで見終わってしまう。
ただし、 続きを読む