globe Lights

2. Merry Go Round
メリーゴーランドを主題とした曲は数多くあるが、その中でもこの曲は、その回り続けて決して止まることのない様子を大きくフィーチャーしたものとなっている。遊園地にあるメリーゴーランドは、途中でお客さんの入れ替えのために停止するのではあるが、理想的なメリーゴーランドは永遠に止まることはないものと思われ、そのようなメリーゴーランドの機種こそ、この曲が描いているものなのである。
3. What’s the justice?
演奏時間約8分という長い曲であるが、その大半がアンビエント系のインストゥルメンタルで構成される曲である。真夜中のドライブでBGMとして流すのに適しているように思えるが、昼間のドライブにも適するかと問われたならば、「それは疑問だ」あると答えざる得ないような曲である。
5. Come Into Existence
まるで宇宙空間の中で音楽を聴いているかのような、スペイシーな気分を味わう事のできる大作である。小気味良く発せられるラップはまるで宇宙船が地上の基地と交信するモールス信号のリズムのようにも聴こえる。宇宙パイロットを目指す若者であれば聞き込むべき曲であろう。
6. 女神
globeにしては珍しく漢字のタイトルの曲である。漢字ということで、日本舞踊か演歌のようなジャンルの曲であろうかという先入観をしたとするならば、それはあまりにも単純すぎる。ここではネタバレになるので控えるが、実際のところは御自身の耳で確認していただきたい。
9. Lights brought the future
ピアノだけの演奏のもとに感情的に歌い上げている。演奏がピアノだけということは後になって初めて気がついたくらい、歌の存在感が大きく出ている。例え演奏がなかったとしても聴き手に感動を与える歌が歌えるかどうか、そのあたりが歌手としての本当の実力が問われてくるところなのであろう。