はじめに
自転車は数多くの部品から構成されるが、その中で一番の心臓部といえるのがBB(ボトムブラケット)である。また、ライトのランプの交換のような素人でも容易な作業とは違い、交換に専門工具が必要など、素人には簡単には手を付け難いという意味でも心臓部といえる。
BBの不調は走行時のペダリング時の「ガタ」として知覚される。その段階に達したなら、できるだけ早く手を打つのが良い。そうしないと、不具合がクランクやチェーンリングにも及び、結果として大手術を余儀なくされることになりかねない。
ここでは、一般的なクロスバイクに良く用いられる、スクエアテーパー型のBBのうち、シェル幅68mm、軸長122.5mmのものについて比較を行ってみた。
比較
メーカー | モデル | 実勢価格 | 軸長 | 重量g | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
VP | BC73/68 | 1296 | 122.5 | 292 | |
SHIMANO | BB-UN26 | 1100 | 122.5 | ||
SHIMANO | BB-UN100-K | 915 | 122.5 | チェーンケース対応 | |
SHIMANO | BB-UN26 | 1100 | 122.5 | チェーンケース対応 | |
TANGE | LN7922 | 3715 | 122.5 | 233 |
VP BC73/68
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SHIMANO BB-UN26
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SHIMANO BB-UN100-K
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SHIMANO BB-UN26
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TANGE LN7922
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結論
まず言えることは、もともと自転車についていたBBのモデルと同じものを選択することを第一とするのが良い。全く同じものが入手困難な場合でも、せめてメーカーは同じものをするのが無難である。というのも、特にスクエアテーパー型のBBの場合はクランクに押し当てる機構となっているため、その部分の精度に差があると、クランクがしっかりと締まらないという不具合が後々起こることになりやすいのである。そのようなケースでは、クランクも交換せざるをえなく、最悪の場合はBBも併せて再交換という羽目に陥る。