小林武史」タグアーカイブ

Q Mr.Children

その向こうへ行こう
重圧なストリングスの音色が曲全体の雰囲気をグレーに霧がかったものにしている。曲名の「その」とはこの霧のことではないか。霧の中に居続けていては誰でも不安な気持ちになる。霧の向こうには快晴の青空が待っているはずなので、どうにかしてそこまでたどり着きたいともがいている様子がうかがえる。

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曲名だけを聞くと、コンピューターが時に発するエラーメッセージを想像させられる。この想像に引きずられ、この曲のジャンルはテクノのようなコンピューター音楽であろうと推理した人は多いのではなかろうか。私もそのように推理した者の一人である。ところが、 続きを読む

I LOVE U Mr.Children

未来
この曲は、曲の中で未来と過去を行ったり来たりしている。まず、曲の冒頭は過去のヒッチハイク  で幕を開ける。曲の中盤では自身の未来を変えていくという力強い決意が語られる。そして、最後は過去のヒッチハイクで閉じられる。このように過去と未来を縦横無尽に行き来出来るというのは音楽という表現のすばらしい点の一つである。
ランニングハイ
昨今流行しているジョギングを題材にした曲である。曲の雰囲気も、かなりのハイスピードでランニングしていて息が切れるときのような切迫した心理状態が絶妙に表現されている。ちなみに、玉虫色の衣装とは 続きを読む