未来
この曲は、曲の中で未来と過去を行ったり来たりしている。まず、曲の冒頭は過去のヒッチハイク で幕を開ける。曲の中盤では自身の未来を変えていくという力強い決意が語られる。そして、最後は過去のヒッチハイクで閉じられる。このように過去と未来を縦横無尽に行き来出来るというのは音楽という表現のすばらしい点の一つである。ランニングハイ
昨今流行しているジョギングを題材にした曲である。曲の雰囲気も、かなりのハイスピードでランニングしていて息が切れるときのような切迫した心理状態が絶妙に表現されている。ちなみに、玉虫色の衣装とはこのようなものであると想像する。
Sign
これはかなり良い曲である。それにしても、この曲のマキシシングルの”ジャケット画像” は謎に満ちている。縦に伸びる灯台がメインの画ではあるが、その背景の空に横に伸びる飛行機雲を見逃してはいけない。この飛行機雲と灯台とが縦横に交わり、ちょうど数学の記号である「+」の形を成している。これは曲名のsignには「符号」という意味もあるため、これをメタファーとして用いているのだろう。跳べ
これは”デビッドボウイのjump they say” からインスパイヤされたものであろうか。その推論はどうやら間違いである。本曲では「跳べ」と発言している主体は、歌詞を検討すると主人公であることがわかる。一方、デビッドの「jump」の発言主体は曲名からもわかる通り、第三者(they)である。このことから、これら2曲は一見して近そうで、実は遠いということがいえる。潜水
この曲の主人公は、ふと思い立ってプールへ行くわけであるが、このフットワークの軽さは見習うべきだと思う。プールというのは、普段から通っている人であれば別であるが、そうでなければなかなか軽い気持ちで行くのは簡単ではないと思う。まず、どこにプールがあるのかから調べないといけないし、それから水泳着の用意も必要である。この曲のようなことに備えて、普段から用意しておくと気分がいくらか楽になるであろう。