音楽」カテゴリーアーカイブ

FACES PLACES globe

DEGENERATE
同じフレーズの歌声を2重に重ね、その末端の部分での歌い終わりのタイミングを意図的にずらすダブの手法が採られいる。これが、曲全体に直線的で緊迫感のある疾走感をもたらしている。それはまるでレースカーが直線の終わりでブレーキのタイミングを遅らせて好敵手を追い抜く様に似ている。

So far away from home (Beautiful Journey)
旅行に旅立つ時の胸躍る感情が曲全体に満ちている。もう出発が待ちきれなく、いてもたってもいられないという様子である。しかし、歌詞をよく検討すれば、そこには影があることがわかる。 続きを読む

Abbey Road the Beatles

Maxwell's Silver Hammer
銀のハンマーとはこんなやつ  だろうか。
Oh! Darling
これ以上は出ないだろうという位の大声で歌いきる。喉のほうは大丈夫なのかとこちらが心配になるほどである。念のため、のどがつらい人には銀のベンザ【タケダ】を備えておくのが利口といえよう。

I Want You
曲調に変化が少なく、やや単調な印象を受ける。 続きを読む

孤独 シャ乱Q

nice body
君の名前を鼻歌にしたりというのは、とても良いアイディアに思う。ただ心配なのは、一般的にいって名前は高々数文字しかないので、それで鼻歌として成立するかということである。たとえば、名前が「花子」であった場合、たったの3文字で鼻歌を作ったとしても、歌い出してからあまりにも早く終わってしまい、そもそもそれが歌といえるのかも疑問であるというのが当初の心配であった。ところが、サビの後で歌われるノー、ノー、ノーイェイ、イェイ、イェイは共に3つの音符で成り立つ旋律であるが、どちらもそれ単体として歌として成り立っていることがわかる。短くても良い歌は良いし、長くても悪い歌は悪い。例え短い名前であっても、それを良い鼻歌にすることは可能なのである。そのような希望を見出すヒントを与えてくれた曲である。

君の香りがする雨
この曲では、曲名の「香り」というのが気になる。なぜ、「におい」にしなかったのか。 続きを読む

IT’S A WONDERFUL WORLD Mr.Children

youthful days
この曲を聴くには注意が必要である。それは、サビにあるI got back youthful daysという歌詞であるが、これを間違ってI want back to youthful daysと聴いてしまう恐れがあるからである。前者は「青年時代を取り戻したい」、後者は「青年時代に戻りたい」という意味で、一見して似たような意味に思えるが、実際には大きな違いがある。前者の「青年時代を取り戻したい」であれば、年齢は今時点の年齢がそのまま維持されることになるが、後者の「青年時代に戻りたい」では年齢が遡ることになる。これは大きな差である。本曲では前者を選択していることになるので、年齢は維持されることになる。安易に年齢を遡ることなく、現在の年齢を引き受ける態度からは、現在まで積み重ねてきた人生に対する自信が読み取れる。

LOVE はじめました
愛(LOVE)をあたかも飲食店のメニューを新規に追加したかのようにはじめましたと歌っている。その様は、あたかも今回の愛は大量生産される商品のように軽く意味の無いものだとクールに突き放しているかのようだ。しかし、本当にそうであろうか。 続きを読む