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球形の荒野 松本清張

アマゾンのレビューで2人のかたがコメント
されているが、どちらも「いまひとつ」ということである。なぜそのような事態になってしまったのであろうか。大変残念である。

個々のカットは良い。ただ、そのつながりに問題があると思う。言い方を変えるとすれば、物語性とかストーリー性の弱さともいえようか。とにかく個々のカットの良さに集中するのが良いだろう。

参考作品

「火曜サスペンス劇場 第一回, 日本テレビ, 1981

「松本清張 球形の荒野」, BS日テレ, 2014

「球形の荒野(全5回)」, フジテレビ, 1978

疑惑 松本清張

本作の魅力は法廷のシーンに凝縮されているように思う。被告人である主人公が法廷で数々の不作法をはたらくが、それにだんだんと翻弄されていく原告側という構図が痛快でもある。その意味で、法廷ドラマの新しい一ページを拓いたといってよいだろう。なお、ラストに出演する特急加越は 続きを読む

松本清張 けものみち DVD-BOX

久しぶりに良いドラマを見たと、感慨深い感情に包まれながら書いている。

このドラマの主人公はジュエリーデザイナーであり、ダイヤなどの宝石が度々出てくる。私としては、宝石にはあまり関心がないが、このドラマを見て、少しではあるが感心が沸いた。そこで疑問に思ったことであるが、透明感のある輝きを持つダイヤなどは美しいと思うが、中には黒い宝石というのも出てくる。

このような宝石はあまり良いとは思えない。主人公が友人の米倉に渡した宝石もこのような暗い色のものであったが、米倉は後になって主人公にその宝石を返却した。米倉も、暗い色の宝石に価値を感じなかったのであろう。

参考

松本清張作家活動40年記念・けものみち, 日本テレビ, 1991

落差 松本清張

上巻

面映い
[p.10]顔をあわせることが恥ずかしい、きまりが悪いさま。
磊落
[p.43]度量が広く、小事にこだわらないさま。
謦咳
[p.58]尊敬する人に直接話を聞く。お目にかかること。
生殺与奪
[p.63]生かすも殺すも、与えることも奪うことも自分の意のままになること。
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