或る「小倉日記」伝 松本清張

或る「小倉日記」伝

牛刀鶏を割く
[p.18]小事を処理するのに大掛かりな手段を用いることのたとえ。
護聖寺
[p.31]
貴翰
[p.33]相手の手紙を敬っていう語
逍遥
[p.39]散歩
コケットリイ
[p.39]女性特有のなまめかしさのこと。

魚板
[p.41]

鴎外森林太郎
[p.43]実弟による書。鴎外森林太郎
僥倖
[p.44]偶然の幸運。
磊落
[p.50]小事にこだわらないさま。
クラウゼイッツ
[p.52]プロイセンの将軍。「戦争論」は将軍による軍事戦略に関する書物。  
家作
[p.54]貸し家

菊枕

頤使
[p.67]顎で指図して思いのまま人を使うこと。
含嬌
[p.67]なまめかしいさま。
景仰
[p.80]偉大なるものを敬い慕うこと。

火の記憶

参考作品: 「松本清張シリーズ・火の記憶」, NHK, 1978

断碑

陥穽
[p.125]落とし穴。人をおとしいれる策略。
愁眉をひらく
[p.166]心配がなくなり、ほっとした顔つきになるさま。

笛壺

慫慂
[p.187]勧めること。
式内社
[p.189]延喜式神名帳に記載された神社
ミルクホール
[p.190]主にミルクを提供する飲食店。喫茶店におされて衰退。

赤いくじ

接収
[p.207]国などの権力が私人の所有物を強制的に取り上げること。
マリー・ローランサン
[p.227]フランスの女性画家・彫刻家。

敵性教育
[p.227]日本にとって、かつて敵性国・交戦国だったアメリカ・イギリスの言語である英語を「敵性」にあたるものとした。
桎梏
[p.238]人の行動の自由を束縛するもの。
R・T・O
[p.243]進駐軍の鉄道事務所。

父系の指

陋屋
[p.262]狭くてみすぼらしい家。
瀟洒
[p.266]すっきりとあか抜けているさま。
射幸心
[p.268]可能性の小さい偶然の成功・利益を得たがる気持ち。
原敬
[p.269]日本の外交官、政治家。

矢戸はこの駅(生山駅)から三里の奥にあった。
[p.287]

ワイヤテリア
[p.300]

石の骨

圭角
[p.313]性質・言動にかどがあり円満でないさま。

青のある断層

窺知
[p.354]うかがい知ること。
十把一からげ
[p.361]多種多様のものを区別無くに一まとめで扱うこと。
駿豆鉄道
[p.367]今の伊豆箱根鉄道駿豆線。1957年に改称。
エスプリ
[p.380]精神、知性、才気などの意。
古奈、月ヶ瀬、船原あたり
[p.394]

喪失

弱味

磊落
[p.439]度量が広く細事にこだわらないさま。

箱根心中

今井浜
[p.466]伊豆の海水浴場