一目惚れによる恋愛の曲である。その感情の極みが1:05からのhand in mineでの声の裏返りに現れている。この部分はリピートして何度も繰り返して聞く価値のあるほどの心地の良い響きである。
2分にも満たない短い曲である。最後の1:44で聞かれる高い「ラララ～」は妖精のハミングのような軽やかさを感じる。
曲名にもあるアンナとは、梅宮アンナ氏のことであろうか。

主人公が捕らわれているチェーンとはこのようなものであろうか。


この曲の主題は言うまでもなく「boy」である。「boy」といってすぐに連想するのは”CoCoの横浜Boy Style”  である。ビートルズとココとでは時代が大きく違うので安易に比べるのは危険ではあるが、どの時代でも「少年」が持つ魅力にはある一定の共通項が存在することは確かであろう。ビートルズとココとがそれぞれの少年の魅力を聴き比べて味わってみるのも良いだろう。
ビートルズらしい落ち着きのある大人のラブソングである。
「P.S.」と聞くとどうしても「Play Station」のことを連想してしまう。そして、それを「love」ということは、ゲームマニアが発している言葉であろうと想像してしまう。この曲が出た時代にはプレイステーションは発売されていなかったのでゲーム機を意図していないことは明白なのではあるが、プレイステーションをプレイしたことがある者にとってはどうしてもゲーム機を連想してしまう。
この曲ではシャラララという擬声語が多く聴くことができるが、何の音を表現しているのであろうか。良く聴くと”米を研ぐ”  時の音に似ている。
男性の恋心における照れや見栄をスマートに歌い上げている。主人公の好青年ぶりが曲全体からひしひしと伝わってくる。
蜂蜜にはこだわりがある。食品スーパーには様々な蜂蜜が売られているが、種類によって味がけっこう違う。おすすめは”純粋のもの”  である。フランスパンにつけて食べると美味しい。この曲の主人公が味わったという蜂蜜はどんな種類であろうか。想像する楽しみは尽きない。
なお、バレンタインの季節であるが、「はちみつ醤油バター」という珍しい商品がある。贈り物として喜ばれるのではないか。


主人公は「気分が落ち込んだ時に訪れる場所がある。」と述べているが、そこは自宅のことを指しているものと思われる。
間奏部におけるハモリは、合唱倶楽部が本番前のリハーサルでやるようなものを連想させる。ロックンロールであるこの曲において、果たしてこのようなハモリは必要であったのであろうか。疑問を残したままアルバムは終わりを迎えた。