IN MY DREAM (WITH SHIVER)
BUCK-TICKの”moon light”にも似た、独特の輝きを持つ曲である。このような曲をいとも簡単に作ってしまうLUNA SEAとは一体何ものなのであろうか。DESIRE
激しくスピード感のある曲である。この種の曲にあってはルナシーの右に出るものはいないのではないか。Claustrophobia
どうやら主人公は何か悪いことをして監獄に閉じ込められているようである。曲調はバクチクの”D・T・D” と似ており、聞き比べてみるのも楽しいだろう。SLAVE
これはまさしくゴスの世界である。ゴスの曲は、地下室のような暗く湿った絶望感の中で明るく能天気なメロディーを刻むところにその特徴がある。歌詞を読んでも、黒こげのにおいのする絶望的な地下室で能天気に踊っているという様が描写されている。RAIN
この曲の出だしは親愛なる君へという挨拶から始っている。このように曲の冒頭に挨拶が来るというのは珍しいが、これは大変礼儀正しい態度が現れたのものであるので、高く評価して良いと考える。一方、曲の最後はどうであろか。最後はまぶたを重ねてという眠りに落ちた状況を述べて終わっている。終わりの挨拶をせずに、疲れて眠ってしまったのであろうか。冒頭の挨拶が良かっただけに、最後の失速は非常に残念でならない。FALLOUT
この曲のハイライトは、3:48から始まる長い間奏である。その、宇宙を連想させる長くて雄大なギター演奏は人種や世代を超えてそのメッセージを確固とした内容を伴って運んできてくれている。その凄まじい勢いと気合にはただただ圧倒されるばかりである。LUV U
曲名にある「luv u」とは何のことを意味しているのであろうか。そのヒントは歌詞の君が欲しいであり、このことから「love you」の音を真似ることで「luv u」としたものと思われる。「love you」としたのではあまりにもありきたりであることから、何か変化球のような要素を求めたものであろう。TWICE
冒頭のシネマみたいな空とは有名映画である”ショーシャンクの空に” のことを言っているのであろうか。その仮定を裏付けるがごとく、それに続く歌詞には鍵を壊して、悲しいなどと、同映画の舞台である刑務所を連想させる歌詞がちりばめられているのがみてとれる。その仮定の元に改めて曲名のTWICEの意義を検討してみると、主人公は同映画を2回見たのだ、若しくは2回見る価値のある映画だ、ということを意味しているということであろうか。Ray
この曲の見せ場は、なんといっても4:10のたとえばからの一連の言いふらしであろう。ここでは、それまでの穏やかで不気味な雰囲気から一転し、激しく活動的な振る舞いへと一瞬にして転じるのである。明らかに非常事態と言っても差し支えのない激変である。その激変からしばらくするとまた元の穏やかさえと帰っていき、いつしか曲はフィナーレを迎えるのであった。