この作品には「本格的科学映画」という副題があるが、これは決して誇張ではないと思う。実際に、この世の中に存在する全ての良いものが結晶化したような素晴らしい映画である。映画のストーリーもそうだし、キャストもそうである。これ以上の豪華なキャストはなかなかないのではないか。それは、もしも映画のオリンピックのようなものがあったと仮定してならば、そこでの日本代表として選抜されたかのような豪華さである。ストーリーもすごい。特にラストは圧巻である。ネタバレになるので詳しく述べるわけにはいかないが、これが視後感をすがすがしいものにしてくれている。なお、”原作のコミック” もあるので、より深く研究するためには必須の作品となろう。