Yellow Submarine -songtrack- the Beatles

ヘイ ブルドッグ
ブルースが効いた確かな演奏で聴き応えのある曲であるが、終盤にある犬の声を交えた寸劇は蛇足だったのではないか。その点で非常に惜しい曲である。
ラヴ ユー トゥ
バンジョーを主体としてインカ帝国の雰囲気を漂わせている。地味な曲であり、あまり熱心に研究するような曲でもないと思われる。
オール トゥゲザー ナウ
これはお祭り騒ぎのような歌である。そのため、町内会のお祭りのような場でBGMとして流すような場合には適しているだろう。一方、試験の勉強をしているような時にBGMとして流してはいけない曲である。なぜならば、その曲調のあまりの陽気さにつられて、勉強のやる気を無くしてしまうようなところがあるからである。このように、聞いてよい場面が限られてくる、取り扱いの難しい曲であるといえる。
シンク フォー ユアセルフ(嘘つき女)
この曲には異議を申し立てたい。この曲の主人公は相手方に対して「勝手にしろ」と突き放した態度をとっているが、これは良くない態度である。ちゃんと一緒になって真摯に検討するというのが、本来の人間関係というものである。メロディーは良いのだが、歌詞に問題があり、損をしている曲といえそうである。
ベイビー ユーアー ア リッチ マン
a big brown bag in a zoo (動物園にある大きな茶色のかばん)とはどんな商品であろうか。この謎を解決する手掛かりは「動物園」というキーワードである。おそらくワニ柄のことをさしているのだろう。たとえば、下に挙げた商品のようなものであろう。

オンリー ア ノーザン ソング
曲の節目節目で元気なラッパが雄叫びをあげるかのように鳴り響くが、これが若干耳障りに感じてしまう。というのも、その鳴らしかたが独走的で下品な感じであるのである。このラッパをどうしても消したい気持ちになってしまうのである。曲名からはノーザンに限定する意向が伝えられるが、それ以前にこのラッパを限定するべきであったと考える。
ホエン アイム シックスティー フォー
64歳というといかにも高齢のように思え、この曲でも老いの象徴のように用いられているわけであるが、今日では64歳といっても若々しく活動的なかたも多い。そのような現代においては、この曲はやや古めかしく聞こえてしまうのはやむおえない。
イッツ オール トゥ マッチ
All the world is birthday cake, So take a piece but not too much とあり、この中で「ケーキを摂り過ぎないこと」と警告しているが、これは今日における”メタボリックシンドローム”  に対する警告とその主眼を同じくする。