タイヤブートの必要性(特別コラム)

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パークツール タイヤブート TB-2C
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自転車で100kmを超えるような長距離走行を行うに際し、タイヤブートがあるかないかで安心感が違ってくる。長距離走行では普段は発生しないようなトラブルが発生するものだが、その中でも多いのはやはりパンクである。リム打ちパンクであれば一般的なパンク修理キットにあるパッチゴムで大丈夫だが、貫通パンクのようにタイヤ自体にダメージが残るパンクの場合、タイヤへ適切なケアを行わないと、また同じ部分でパンクすることになる。短距離走行ではその範囲で自宅に到着できるので事なきを得ることができるが、長距離走行ではそうはいかない。最悪の場合、パッチゴムを使いはたし、リタイヤを余儀なくされることになる。

タイヤのカットや穴あきに対するケアの方法としては、経験上、タイヤブートが最も信頼性がある。タイヤブートはまさにこのようなシーンに特化した製品であり、なによりも丈夫にできているのでバッチリ対策できるの良い。しかし1枚150円くらいするので軽微なダメージの場合は布テープで暫定対処とすることもある。ただ、いくら軽微なダメージでもその後走行距離を重ねるにつれ、布テープにダメージが蓄積し、いずれ崩壊してパンクに見舞われることになる。それで結局は根本対策としてタイヤブートに頼ることになるので、それならば初めからタイヤブートで対応するのがトータルとして手間が減る。

また、布テープ以外の暫定対処としてはパッチゴムを当てるという手もあるが、パッチゴムは伸縮するので、高圧の空気圧で満たされたチューブとダメージを抱えるタイヤとを安定的に層別するには強度が十分とはいえず、暫定対処の域を出ない。

以上から、やはりタイヤブートは必要であるというのが実感である。